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旭川の余韻とカプースチン講座の可能性


月曜日に公開講座を終えて北海道から東京に移動しましたが、当日の午後も仕事(レッスン)を入れていたし、その後は毎日大学へ出勤していて休まる日がありませんでした。実は体のほうはやはりけっこうバテていて(笑)、ようやくこの1~2日で我に返ったところですが、旭川の旅行の余韻に浸っています。

旭川でカプースチンを心から理解するピアノの先生の一人が今回私を招聘してくださったのですが、このイベントを立ち上げると即座に公開レッスン受講生が集まり、しかも当日聴いてわかったのですが選曲も演奏内容も皆さん本格的なものでした。ピアノソナタ第12番を近々全曲弾くという学生は岩見沢から参加してくれたり、他の方々も本当に熱心に取り組んでおられて感動したのです。時間の関係で、レッスン時間は1組=20分以内というのは本当に残念だったのですが、それでもとても喜んでもらえたという実感があり、何より充実していた時間でした。またレクチャーも多くの人に良かったと言ってもらえて、実際はレクチャーといっても私がカプースチンについて(特に準備もなく?)好きに喋るだけなのですが、気がついたら1時間も経っていたという、でもその間皆さんの集中力がずっと続いている感じがあって、本当に2時間半の公開講座があっという間だったのです。このカプースチン講座にはなんとピアノ弾きの小学生たち(おそらく天才?!)も来てくれていたのですが、彼らにはちょっとお話が難しかったかな?(今になって反省…)

でも、まだまだカプースチンに関するレクチャーやイベントの需要は日本のあちこちであるのだろうな、と感じました。私自身も25年以上もカプースチンを弾いてきて、今ようやく自由にカプースチンのことが何でも語れる段階になってきたと感じています。公開レッスンなどはもっとやっても良いですね。あとはレクチャーでも、私はカプースチンの話であればもう何も準備せず与えられた時間内で自由に話すというパターンが多いのですが、今回話しながら(あとで気づいたのですが)旭川で初めて話した内容もありました。なので、自分の頭の中のカプースチンファイルもまだ増えていっているのだな、と思いました。

とにかく今回はカプースチン周辺の出会いということではありましたが、本当に良い人たちばかりで、旭川には明るくて熱心で謙虚な人が多いのだなと思いました。これがきっと今も私が良い余韻に浸っている理由です。

今回招聘してくださった方は、おそらく私が地元であることを実はご存じなかった?可能性もあります(あるいはあったか!?)。そのくらい今回カプースチンと旭川は偶然に繋がったのです。
今回の旅行では普段は会えない従兄弟たちにも会えましたし、それも副産物というには大きすぎる喜びでした。また行っても良いな。

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