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良い奏法を身につけること

本の中でも、ピアノを弾くための「基礎力」について多くのページを割いています。今年はこれを機会に、ピアノの「良い奏法」と、それを得るための練習方法についてきちんと考えをまとめてみたいと思っています。

今まではカプースチン講座が主でしたが、今年は、原点に戻ってテクニックというものを考え、それを中心テーマにした公開講座も始めます。
まずは、3月16日(金)にヤマハ銀座店で行ないます。こちらの講座です。この1月から銀座1丁目に移った新店舗(仮店舗)の6Fだそうです。(まだそちらへは私も伺っていません…。)
敬遠されがちな「ハノン」を堂々と使って話を展開したいと思っています。ハノンは、ただ長い時間がんばって弾いていてもダメです。目的意識を持って弾かなければなにも身につかないのです。注意を向けて良い弾き方をすること、それを意識して練習すれば、必ず手の形が良くなっていくと思います。自然な奏法が身についたら、だんだんテクニックのことを気にする必要がなくなっていきます。難しい曲が簡単に感じられてきますし、音楽的センスがアップしていきます。
ハノンは、「手の形を直す」ことと「筋力をつける」ことが同時に得られるばかりか、譜読みの労力も少なくて済む。ぜひとも正しく使って効果を出すべきでしょう。

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