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OTTAVAでカプースチンが連日放送!

インターネットラジオOTTAVAでは、手軽にふんだんに上質のクラシック音楽が聴けることで知られていると思いますが、なんと昨夜はカプースチンが2時間も取り上げられました。

昨日は室内楽曲の特集ということでしたが、ピアノ・ソロの音源もいくつか流れ、私にとっては驚くべきドキドキの連続もありましたが、とにかくカプースチンをあれだけ聴かせてもらえたのは良かったです。

昨日の最後に流れた『ピアノ三重奏曲第1番Op.136』は、番組中でも紹介されていましたが、私たちが演奏した2015年日本初演時の音源以外には、まだどこにも音源がないと思います。その意味では、カプースチン・ファンにとっても全楽章が聴けたのは本当に貴重な機会だったのではないかと思います。(私自身も、その演奏会以外では誰にも聴かせていなかったので…。)

この『ピアノ三重奏曲第1番』はアメリカ在住の韓国系の三人姉妹Ahnトリオが委嘱して作曲されたもので、少なくとも作曲後1年以上は封印されていたので楽譜を見ることさえできなかったのですが、カプースチンは「彼女たちは5回くらい演奏してくれたが、もうそれ以上演奏してくれそうもないので…」とか言って、私が確か2015年春に自宅にお邪魔した時に自筆の楽譜を託してくれたのでした。それがまた非常に大きなサイズの楽譜で…。

「5回しか演奏しなかったのですか?」と訊くと、「いや、3回だったかもしれない」「いやもっと少なかったのかもしれない」などと、相変わらずいじけたようなカプースチンらしい口調で説明してくれましたが(笑)、とにかくもっと弾いてほしい、と思っていたようでした。

ということで、私はそれを日本に持ち帰って来て2015年夏に読響のメンバーのお二人と共演したという訳でした。この音源のことを最近まですっかり忘れていました。その後もずっと次から次へと新しいカプースチンの楽曲の習得に夢中になっていたということかもしれません。

昨日の番組中でも小室さんが大きく紹介してくださいましたが、5月3日(金・祝)に浦安音楽ホールで『カプースチン祭り2019』があります。これはほぼ毎年行っていてもう今年で4回目になります。私も今月からまだその日までは大いにカプースチンにのめり込む季節となりそうです。

さて、そして2日後の4月18日(木)には、昨日に引き続いてOTTAVAにて飯田有抄さんのコーナーに生出演します。おそらく18:15~18:50頃の予定。もちろん、この日の話題もカプースチン。音源もかかります。さて何が出るか。生放送なので、私自身もまだ何が飛び出すかまったくわかりません…。皆さま、ぜひチェックをよろしくお願いします!

→OTTAVAのサイトへ

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