今年はうちの音大が創立100周年ということで、新校舎もできましたが、記念イベント、特に演奏会がたくさんあります。
一番面白そうなものの一つに(たぶん私が勝手に思っている)、10月15日の池袋の東京芸術劇場大ホールにて「教員によるピアノ特別演奏会」というのがあります。東京音大のピアノ科の先生が一堂に会して演奏する(出られる人は全員出演)という企画。大学のために、どんなに忙しい先生もこの日のために飛んで来て演奏します。(普段も毎週飛んできてレッスンしていますが。)
特に教授の先生方は全員参加ということでみな演奏されます。こんなパフォーマンスは通常絶対にありえませんから、決して内輪ウケというわけではありませんが、学生たちはさすがに面白いと思うらしく、今からチケット争奪戦だそうです。チケットぴあで一般発売も6/2に始まったばかりのようですが、おそらくチケットはもうあまり残ってないのではないでしょうかね。出演する一人の先生が例えば20枚ずつ平均で売り分を確保したとして、50人いたらもう1000席が埋まりますものね。でもそんなに出演者いなかったかな?
とにかくこの日、午後4時から始まり、延々9時まで演奏会は続きます。しかも全指定席。
ソロはもちろん、2台ピアノあり、8手あり、室内楽ありです。
私などは、これでも若造なので出演番号、頭から数えてなんと4番め。どうせなら1番になりたかった。中西 誠先生と私でカプースチンの2台のピアノのためのパラフレーズ“Manteca”(作品129)を演奏する予定です。このような演奏会ではおそらく異色の曲目でしょうが、まあ少しは楽しませてもらわなくてはいけませんからね。さてそろそろ楽譜の製本など準備を整えていかなくては…。