今週末にマルク=アンドレ・アムランがモスクワに来るそうですね。リサイタルがあるそうです。なんと珍しい。カプースチン氏からの直々の情報です。はたして二人は会って会話をするのだろうか…。
リサイタルのプログラムは、ハイドン、ショパン、ドビュッシーだそうです。これも珍しいというか、ちょっと彼にしてはかなりオーソドックスなプログラムといえましょうか。アムランに献呈されたカプースチンのカウンタームーヴOp.130は作曲者本人が先に録音してしまいましたしね…。
ここのところ、1日9時間平均でピアノに向かう毎日です。腕がちぎれない程度に、1日の練習時間は8~9時間が限度ですね。カプースチンだって70歳なのに、録音の時は「私もそのくらい弾いたよ」というのだから。「8時間は弾かなかったけど7時間は弾いた」と言っていました。
そう、7時間くらいのところに確かに大きな壁があるように感じます。かなりやったつもりでも、どうしても1日7時間の壁が越えられない。これを頑張って突き抜けると1日8~9時間の世界までいけるのですが、それにはちょっと工夫が要ります。工夫というよりも体力かな…。本気で練習しているときはエネルギーを放出しっぱなしだから、腕は疲れても精神と身体はほとんど疲れません。不思議なものなのですが。