高校生までは体育の授業があるから黙っていても体力は鍛えられるけれども、大学生あたりから意識的に体を動かすことをしないと運動不足になってしまうでしょう。
というわけで、今日は大学生を巻き込んで卓球に燃えました。(笑)
ピアノをやっていて一番辛いと思うのは、本番でステージに出る前からプレッシャーでへとへとに疲れてしまっている時。体力のなさを痛感する時です。最後まで弾ける気がしない。上手く弾こうという気も失せる。良い演奏ができるかどうかのカギを握っているのはやはり体力のみだ!と痛感する瞬間でもあります。毎日のピアノの練習よりも定期的な体力づくりのほうが絶対に大切だと確信してしまうのです。だいたい、ステージ上で集中力を持って難曲を弾きこなす体力があれば、大概のことは何でもできそうな気がします。
体力は普段からよほど意識していないと維持できません。ピアノを弾くのはスポーツ選手並みのことです。ですが、ピアノを毎日必死で練習したとしても、体力の消耗はしますが体力をつけることはできません。だから、やはり別に時間をとって体を鍛えなくてはいけないのです。多くのピアニストの一致した意見でしょう。
私もジムに通っていた時期も長かったし、今年は毎月数回は水泳にも行っていますが、これで足りているという実感はありません。スポーツクラブも黙々と通うのはやはり限度があるのですよね。ライフスタイルとしては、ほかにも修行のように黙々とやることが多いのです。外国語の勉強を一人で黙々と勉強する。あるいは、ジムに行ってトレッドミルに乗って黙々と一人走る。帰ってきてピアノの練習も一人で黙々とする…。ずっとこのように一人でやっていてもあまり楽しそうではないですよね。(笑)
というわけで、卓球は楽しいですし、手を怪我する可能性も低いですし、ムキになって勝負するから知らないうちに体力が鍛えられる、などという点が良いです。本当は定期的に続けていきたいと思っていますが、そのための時間を捻出しなくてはいけません。(ちなみに卓球大会が実現したのは今日がほぼ一年ぶりのことでした。)
最近は10代でもエチュードを2曲ぐらい続けて弾いたら疲れてもう弾けない、などと言う若者もいるので、若い頃からもう気をつけなくてはダメです。(笑)
あらゆる意味で、疲れない体を作ることですね。
精神力も体力も意識的に鍛えましょう[:にこっ:]