忙しい時はあっという間に時間が経ってしまいます。
気がついたらもう7月も終わりです。
先日は大きなステージでの自分としては初めての本番があったりして(ピアノでもなく講演でもなく…)、また新しい経験が増えたりしました。またゆっくり書きたいと思いますが。
昨日は自宅にて雑誌の取材が1本。
そして今日は大学で夏期受験講習会の最後のレッスンを終えて、帰りにずっと校正中だった出版予定の楽譜原稿を編集者に渡して帰宅。終わっていない仕事が気になっていましたが、これでやっとイタリア行きの準備に入れそうです。
ところで、今日の東京音大の受験生講習会では、なんと私のところにカプースチンのエチュードを持ってきた生徒さんが2人もいてぶっ飛びました。5年前には考えられないことです。しかも二人ともとても上手く、また二人とも全音版の楽譜を持ち、聞くとこれまた二人とも小学6年生頃にカプースチンに出会ったとか。早い出会いですね。
また、来週から私も行くペルージャでの音楽祭のプログラム詳細もそろそろ決まってきたようで、いろいろ見ていたのですが、なんとソロコンサートの参加者の中にカプースチンを弾く外国人奏者がいるではないですか! オーソドックスなプログラムはもちろん、日本では演奏されない作品‐例えば中国人は中国の作曲家の作品など‐を弾いたりするのはわかりますが、カプースチンを自分の連れて行く生徒ではなく、あちらのレパートリーに入っていたのはびっくりしました。世界中から権威ある教授やピアニストがたくさん集まってくるし、私が行って何の役に立てるのだろうか…などと悩んでいましたが(「一瞬」ですが)、これは私の存在意義もまだちょっとありそうです。少なくともカプを弾く学生とは意気投合するかもしれない。それともひょっとしたら私のことなどまったく知らないかもしれない。でもそのほうが逆に嬉しいくらいですが。
さて、話は変わりますが、1つ前のブログに書いた「しあわせ運べるように」の録音風景の演奏映像が、[:音符:]『しあわせ運べるように』公式サイト[:音符:]にアップされました。ピアノ伴奏、オケ伴奏、ピアノソロバージョンの7バージョンすべての映像を観ることができます。ただし著作権の関係でまだ一部だけです。
YouTubeでも公開されていて、私の編曲したピアノソロバージョンは
[:右:]こちらです
今たまたま見ると、アメリカ人と思われる嬉しいコメントが入っているのを発見しましたが、でも何故この映像で演奏しているのがはっきりとMasahiro Kawakamiであるということがわかったのだろう???英語のキャプションは一切ないのに…。しかも、私が演奏するのを初めて見たということなのに…。
ちなみにこの曲、全部通せば3分半くらいあるのですが、最初の1分40秒ほどしかアップされていません。現在のところ、CD付属の新刊本を購入しなければ全曲を聴くことはできないのですが、曲の感じはわかっていただけるかと思います。このピアノソロ編曲バージョンは自分でもちょっと気に入っています。