Site Overlay

ペルージャ音楽祭2013より(4)

今回のペルージャ音楽祭は、前期と後期で約1ヶ月間続いていますが、私たちが参加した後期(8月~)だけ見ても、ピアノの教授陣は16人ほど来ています。これらの著名なピアニストたちから毎日あるいは一日おきに参加者たちはレッスンを受けています。

一昨日までのブログで少し紹介したピアニスト以外には、例えばボルチモアのピーボディ音楽院で教えているBoris Slutskyさん。
彼とは初対面でした。ピーボディ音楽院はレオン・フライシャーが教えている音楽院で、入学するのが難しいことでも有名です。

また、会うのはもう3回目ですが、シアトルから来ているSasha Starcevichさん。
彼はペルージャ音楽祭を内側から支えている人でもありますが、いつも天才少年や天才少女をたくさんペルージャに連れてきます。また、自らもかなり弾けるピアニストです。人間的にも魅力があり、先日のリサイタルでも多くのファンから支持されていることがわかります。

それから、イスラエルからのMichal Tal女史。
彼女はとても社交的でいつも気さくに喋りかけてきます。良いレッスンをするし、演奏においてもしっかりと独自の音楽的表現を確立しています。

あと、今回会うのが2回目になる中国人のCheng Feng Hsiehさん。
彼は見かけは普通に見えるのですが、とても人懐っこい感じがあって、アジア人には珍しいほどいつも機嫌よく西洋的な振る舞いをするので面白いです。演奏もかなり確固としたものを持っています。

また、ロシア人のAlexey Sokolov氏。
彼ともペルージャで会うのは3回目になります。彼はロシア人とももちろん繋がりがありますが、中国に住んで天津音楽院で教えているので生徒はほぼ中国人です。

今回の生徒には、かなり東洋人系・アジア人系の割合が多かった気がします。
それにしても、先日書いたPompa Baldiさんなどどうやって知り合ったのか、Ilana Vered女史に訊いても、「彼は自分から来たのよ」というくらいだし、ペルージャ音楽祭もずいぶん大規模になって世界的に知られてきたようです。

ペルージャ音楽祭の模様はこちらFacebookのページ→【Music Fest Perugia】でも毎日更新されているようですので是非ご覧ください。

実は私は仕事の関係でもう日本に帰国したので、音楽祭の最後の数日間だけ参加するらしいパスカル・ロジェ夫妻などには会えずじまいでした。
門下生たちはまだペルージャの開放的で充実した毎日を満喫していると思います。

上にスクロール
Translate »