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10月にカプースチン公開レクチャーコンサート/8月にウィーンでも?!


10月11日(火)夜に「川上昌裕プロデュースによるカプースチン・レクチャーコンサート Vol.1」と題して、日比谷のベヒシュタイン東京のコンサートホール(88席)でイベントを行います。



今年から東京におけるベヒシュタインのショールームとホールにリニューアルしたこの場所は以前は松尾楽器のスタインウェイのホールでしたが、実はカプースチンの『8つの演奏会用エチュード op.40』の全曲が日本初演されたのはこのホールでした。そのことを知っている人は少ないかもしれません。
この8つのエチュード全曲をここで初演したのが当時東京音大を卒業したばかりの森浩司(Mori Koji)さんなのですが、その森さんがこの日にこの作品を同じ場所で(約20年の沈黙を破って?!(笑))再演してくれることになりました。私はその時の彼の演奏で感動した記憶がまだ残っています。

この日のイベントでは森浩司さんに加えて、同じくこれまで「カプースチン祭り」に何度も出演してきた黒岩白雪(Kuroiwa Sayuki)さんが『ピアノソナタ第12番』など、実際に生演奏が聴けるチャンスの少ない楽曲を含めてたくさん演奏してくれる予定です。もう一人の出演者、伊石有里(Iseki Yuri)さんは当日大阪から駆けつけてくれて私と一緒にカプースチンについてエンドレスなトークを展開してくれる予定です。

今は世界中で多くの人がカプースチンを演奏するようになりましたが、原典に戻って私を含めカプースチンを長く愛してきた4人がカプースチンの魅力を余すところなくお伝えできる機会になればと思っています。「レクチャコンサート」と銘打っていますので、トークの中では初めての人にもわかりやすくカプースチンのことを話したいと思いますし、新しい情報や見解も入れたいと思っています。伊石さんとのトークで話題が予期せぬ方向(?)にも広がることを期待しています。

♪上記10/11のチケットはベヒシュタイン東京へ直接お電話で!→チラシ参照


また8月にはウィーンのVIP Academyの講習会に講師の一人として招かれているので渡欧する予定ですが、その期間中にワークショップとして1時間半ほどカプースチンについて公開講座をやってもらえないか、という依頼を受けました。せっかくの機会なのでぜひやらせていただくつもりですが、このアカデミーにはアメリカなどからの参加者なども多いようなのでドイツ語ではなく英語で行うことになるのでしょう。自分としてもこのような機会は初めてですが、さて何をテーマにやろうか?と考えを巡らせているところです。

ウィーンで今回このVIPアカデミーとロザリオ・マルチャーノ国際コンクールを行なうことになっているホールにベヒシュタインのフルコンが入っているらしいので、私がベヒシュタインでカプースチンを弾く最初の機会はウィーンになるかもしれません。

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