Site Overlay

この時期の海外への渡航


夏は例年ヨーロッパやアメリカなどで多くの音楽祭や音楽セミナー(マスタークラス)などをやっていますが、この2~3年はコロナの影響で中止になるケースが多かったと思います。今年の夏の状況を見ていると、今もオンライン参加との組み合わせでハイブリッド開催をしている音楽セミナーのイベントもありますが、ほとんどは通常どおりに再開してやっているようです。

実はこの7月は、イタリアで行われるアマルフィ音楽祭に私は講師として招聘されていたので参加する予定でしたが、ナポリへ往復するフライトの可能性が限られていたり、コロナによる規制のルールがまだ今よりも面倒でやむなくお断りしました。ただ、一緒に行くはずだった学生の中には心底行きたいと強く思っていた人もいて、一人は果敢にも単独でアマルフィ音楽祭に参加して元気に帰って来ました! 現地でレッスンを通訳なしで4~5回受けて、演奏会にも出演し、マスタークラスでも弾いて来たそうです。音楽祭ではマスタークラスを含め何から何まで英語で喋らなくていけないので、思うように喋れずにとても悔しかったとか…。

まだ帰って来たばかりですが、帰国した翌日にはもう大学の授業に出て、その翌日には元気に私のレッスンにも来ました。まだ海外渡航には面倒な手続きがいくらか残っていますが、彼女は全部クリアしてすべてスケジュール通りにこなしてきました。実はほかにも私の生徒で今月一人でヨーロッパへ渡航して、あちこち回っていくらかハプニングはあったものの(笑)無事に帰ってきたという報告がありました。なかなかアクティブな生徒たちに恵まれています。

まだ以前のように完全に安心して自由な渡航ができるわけではありませんが、私も来月はヨーロッパへ行くことになっているので、何事もなくすべてのスケジュールをこなして無事に帰国できることを今から祈るばかりです。

ちょうど辻井伸行君も今年の夏はヨーロッパとアメリカへツアーに行くスケジュールが入っていて、昨年まで2年間ほどはかなり抑制していましたが、今回はけっこう長い遠征になるのではないでしょうか。今回ヨーロッパはスイス、イギリス、フランスなどへ行くということで、ウィーンに滞在している予定の私たちがヨーロッパで会える可能性はほぼないのですが、彼がヨーロッパで活動を展開している時期と重なって少し心強い感じがします。

今はなんだか日本でもコロナ感染に気をつけなければいけない雰囲気がまた出てきましたが、感染者数は多いものの、無症状を含めた濃厚接触者を次々と認定して何日間も自主隔離させるのは私はもうやめてほしいとは思っています。それから、以前からそうですが、この状況で日本に帰国する人に現地出発前のPCR検査を全員にさせることには意味があるのでしょうか?? これが未だに疑問で、世界的に見てもこのルールやビザ申請など今も残している厳しい規制は海外からも顰蹙を買っているようです。早くどうにかならないものでしょうか。

無事に帰って来た生徒からいくつか写真をもらいました!

音楽セミナーが行われたアマルフィ海岸


カプリ島? 海が綺麗ですね!

上にスクロール
Translate »