昨日のサントリーホール19:00からの公演、辻井伸行リサイタルの2日目を聴きに行ってきました。

このツアーではプログラムにカプースチンの『8つの演奏会用エチュード』が入っていることもあり、これまた嬉しいことに本人からのコールもあって家内と一緒に行ってまいりました。彼の全国ツアーではよくあるパターンかと思いますが、今回もサントリーホールで2日連続の公演、そして一昨日の1日目の公演にはここでカプースチンの『8つのエチュード』を披露したばかりの角野隼斗さんも聴きに駆けつけたとか! 証拠写真も見せてもらいましたから本当のようです(笑)。
とにかく今はカプースチン熱が高まっていますね。昨日のプログラムは、クラシックピアニストとしてはオーソドックスにベートーヴェンのソナタから始まり、リスト、ラヴェル、そしてカプースチンという流れでしたが、聴衆は最後のカプースチンにすごく沸いていました。その反響は私自身も驚くほどで、やはり伸君は昔からこういう音楽は好きだったのですね。第2曲『夢』を弾き始めた時は、さすがの音色の安定感、「そうだこの曲は中学生の時から弾いていた十八番だったな」と思い出しました。プログラムには前半にリストなどを弾いて最後の最後にカプースチン、というけっこうハードだったとは思ったのですが、本人に訊けば「本当に楽しかった」と楽屋裏でも言っていましたから本心からこういう音楽も好きなのでしょう。

終演後、楽屋前にて
いよいよ彼のこの日本ツアーも終盤ですね。あと全国各地でまだ3回ほど公演がありますが、1~2月に海外渡航を挟んでのこの全国リサイタルツアー、長丁場でハードなスケジュールだと思います。今年もまだいろいろありそうですのでさらなるご活躍を心より期待しています!

この4人で撮れたのは久しぶり!? 嬉しいですね。