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ビジネス月刊誌「THE21」8月号にも!


本日7/6発売のビジネス月刊誌「THE21」8月号(PHP研究所)の巻末カラーページに、私のインタビュー記事が取り上げられました。とても嬉しいことです。

というのは、私は音楽の専門分野にいる人間ですから、このようなビジネス誌に取り上げられること自体がありがたいです。「私の人材育成論」(今回は第13回)と題されたページで、さまざまな業界の指導的な仕事をしているような方々が取り上げられているようです。


この取材があってから書店でこの「THE21」がよく目につくようになり(笑)、ちょうど先月号は「時間の効率的な使い方、過ごし方」に特化した特集だったので興味をもって読んだりしました。この号の記事は自分にもとても役立ちました。

私が今回取り上げられたのは、もちろん長い期間にわたって辻井伸行を育ててきた先生ということでそのあたりの話もたくさん出てきますが、ちょうど数か月前の号に、将棋界で最近話題をさらっている藤井聡太さんの師匠の杉本昌隆さんが取り上げられていて、そのコーナーで彼の著書なども紹介されていたので読んでみたりしました。藤井聡太さんから学んだことを杉本先生が書いているというスタンスが、私が自分と辻井君の関係から発想していたことと似ていた部分もあって、ものすごく親近感が沸いたというのも良いタイミングでした。

これがきっかけになって、将棋の藤井聡太さんその人にもあらためて興味を持ち始め、将棋界では多く本を書いている谷川浩司さんの著書を読んだり(羽生善治さんの本は以前からよく読んでいましたが)、また藤井さんの最近の対戦の棋譜をたくさん見たりしてしまいました。

実は私自身、子供の時に将棋にかなりハマっていて、棋譜を並べたり詰め将棋を作ったりして一日中将棋にのめり込んでいた時期もあります。小中学生の頃は棋士を目指すかピアニストを目指すか、自分としては真剣に悩んでいた時期もあったように思います。それほど将棋が好きでしたので、藤井聡太さんがきっかけになってまた将棋熱が高まってきそうになりました。実際に彼の最近の活躍を見ると、世界に多くの将棋ファンを増やしているし、これまで将棋に興味のなかったような人たちにも大きな影響を与えているように感じます。私も大いに影響されました。

一つ大きなテーマなのですが、AIと人間の関係について、特に将棋の世界では羽生さんの本を読んでいた時代や、またプロ棋士がAIに負けるようになってからいろいろ考えるところがありました。しかし、最近藤井聡太さんにまつわる「AI越え」という言葉が出てきて、その言葉の意味が実際の彼の棋譜を見たり解説を聞いてわかってくると、本当に藤井さんは凄いと思うと同時に、ここまで進化してきたAIを(最近はChatGPTなども話題になってきましたし)今後いろんな分野でどのように役立てていったら良いのか、深く考えるきっかけになっています。これについては絶対に話が長くなりそうなのでここではやめておきます。

さて将棋に関しては、まあ今は自分が将棋を指すというような時間は現実的にはありませんが、ただ実は自分のピアノの生徒の中に将棋の強いヤツが何人かいるということが判明したので(笑)、何かの折には昔の情熱がまた目覚めてくるかもしれません。この雑誌の取材でまた新しい世界が広がりました。

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