来る11月9日(水)に、ベルギーの室内楽団『アンサンブル・メンデルスゾーン』と私が共演するコンサートがありますので告知します。
ヴァイオリンのお二人、ダニエル・ルービンシュタインさんとソフィー・アッケルマンさんはペルージャ音楽祭でも御一緒している素晴らしい音楽家です。ソフィーは、今夏もペルージャでコンチェルト2曲をソリストとして演奏しましたし、ダニエルは教授陣の一人としてマスター・リサイタルを行ない、室内楽・ヴァイオリンのレッスンもとても素晴らしいと定評があります。
今回はベルギーと日本がテーマになりますので、ベルギーの作曲家の作品、そして日本の作曲家としては深川甫(ふかがわはじめ)さんの作品が演奏されます。そして、最後にはカプースチンのトリオOp.126(「ディヴェルティメント」)も入っています。
作曲家の深川さんとは、私が今年3月に出演した王子ホールのコンサートで、チェロの金子鈴太郎さんを通じて彼が編曲したピアノ譜を使ってピアソラのOblivionを演奏したことも縁としてありますが、深川さんはカプースチンが日本に流行りだした初期の頃からカプースチンを研究していたという不思議な繋がりもあります。
また、アンサンブル・メンデルスゾーンのチェリストのニコラはカプースチンのフルートとピアノとのトリオOp.86を日本で今年すでに演奏したという、これまた偶然のカプースチン繋がりがありました。(笑)
そんな新しい出会いによるコンサートに今からワクワクしています。
日時は11月9日(水)19:00開演、場所は日暮里サニーホールです。(日暮里サニーホールというのは2つあると思いますが、コンサートは大きい方のホール(400席強)です。)
皆さまと新しい音楽に出合える機会を共有できればと思います。

