2004年に全音楽譜出版社から『8つの演奏会用エチュード』と『24のプレリュード』が出版されて以来、楽譜の出版に関してははからずもいろんな紆余曲折を経てきたカプースチンの楽曲ですが、このほど国内でまた楽譜が簡単に手に入るようになりそうです!
もう先週頃には、この12月に新たにショット社から出版された『8つの演奏会用エチュードOp.40』が国内に輸入されており、現在すでに少なくとも首都圏のヤマハでは入手できるようになっております。来年3月には続けて『24のプレリュードOp.53』の新刊版も入ってくるようです。ほかに、ピアノ・ソナタはすでに20曲全曲がほとんどすべて、また他のソロ曲のナンバーも現物で購入可能です。長らく人気を誇ってきた連弾曲の『シンフォニエッタOp.49』も絶版になってから私はまたショット社さんにずっとプッシュしてきましたが、来年にはようやく発刊されることでしょう。
現在、ヤマハ池袋店で「カプースチン・フェア」をやっています!
先週からフェアをやっているということですが、すでにこの山はかなり低くなってきているということです。動きが早いですね。
現在国内で手に入るカプースチンの楽譜はヤマハ池袋店にほとんどすべて置いてありました。また、私が先日ヤマハさんに提供してちょうど刷り上がったばかりの「ニコライ・カプースチン大解剖」のチラシや、カプースチンの楽譜商品リスト(最新)なども手にすることができます。
新たなカプースチンブームが起きそうな予感です。これは第二次ブームにあたるのでしょうか。それとも第三次ブーム?!
とにかく、ショット社がカプースチンの全作品を今後も出版し続けていく限り、これからは安定的にカプースチンはもっとメジャーな存在になっていくことは間違いなさそうです。
カプースチンの楽譜が欲しかったという人は、ぜひお早いうちにヤマハにお立ち寄りください。(笑)

