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辻井伸行~リヴァプールから

イギリスのリヴァプールから連絡が入りました。
本日の現地時間14:30開演の辻井伸行君が演奏するコンサートがライヴ・ストリーミングで聴けるそうです。演奏はロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー、指揮はヴァシリー・ペトレンコです。

◯本日の演奏曲目は以下です。
ウォルトン:パルティータ
グリーグ:ピアノ協奏曲(ピアノ:辻井伸行)
チャイコフスキー:交響曲第4番

以下、オーケストラのホームページ、およびClassicFMのFacebookで聴けるということです。日本時間では本日23:30からとなります。ライヴ・ストリーミング(ビデオ)で、ライヴ後も数日間(?)はオンデマンドで聴けるようです。

今日のコンサートで辻井君が演奏する曲はグリーグの協奏曲ですが、実は彼は今回初のレパートリーとしてラフマニノフの『パガニーニ狂詩曲』も演奏しているはずです。この『パガニーニ』は、あの「第18変奏」だけはとても有名で彼も自分自身のアレンジで弾いていたと思いますが、今回は演奏会のために彼は全曲をマスターしました。この曲は実はかなり長い曲で、難曲の一つと言っても良いものです。

数日後にリヴァプールから帰ってきたら、彼はすぐに日本の全国ツアーが始まります。今回のリサイタルではカプースチンの『8つの演奏会用エチュード』全曲が入っているだけでも凄いと思うのですが、前半が名曲のオンパレードである上に、後半にはカプースチンのほかにガーシュインとサティが3曲ずつ含まれ、リサイタル・ツアーの曲目としては今ままでで一番盛りだくさんなのではないでしょうか。これらを短期間にレパートリーとしてこなすだけでも大変だということは誰でも想像できると思いますが、それ以上に彼は本当に忙しく、今年はヨーロッパあるいはアメリカと日本との往復が少なくとも5回くらいはあるのではないかと思います。

超人といえば超人的なスケジュールだと思います。
なぜか彼のスケジュールに感化されて、私は自分に「体力をもっと鍛えろ!」と気を引き締め直しているところです。(笑)

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