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演奏の良し悪し

日常のことを少し書いてみたいと思います。

現在うちの大学生のピアノ科はほぼ期末実技試験が終わりました。生徒数が多いので、もちろん先生方は手分けして審査に入りますから自分の生徒の演奏はほとんど聴けません。私の場合は、それぞれの生徒に試験が終わったあとに自由に報告をするように言っていますが、特に指定しない限りほとんどの人が今はメールで書いてきます。うまく弾けたとかどうだったとか。以前は例外なく電話をかけてきたものでしたが、時代が変わったものです。ほとんどみんな携帯から送ってくるわけですが、この習慣は個人的には嫌いではありません。

生徒たちからの報告を聞きながら(読みながら?)、良かったね悪かったね修行が足りなかったねと言いながらも、「さあ自分もさらわねば…」と、いつも他人事ではないのです。

もう例えば私のような場合は、報告をする先生もいませんから(笑)、本番が終わっても誰にもメールを書く人はいません。自分で反省するだけです。不本意な演奏であってもステージ上ではニコニコしていなければならないし、うまく弾けてもそれは当然と思われるだけです。そういう世界です。

試験とどちらが良いかな?

(おそらく「どちらも厳しい」。実技試験という雰囲気も独特で、なんだか嫌な感じではあると思います。おまけに演奏をカットされたりもしますし…。)

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