新しい年が開けました。今年もよろしくお願いいたします。
日本は年初から大変な幕開けとなっています。まだ全容は語れない状況ですが、大地震や大きな事故のニュースが続いています。もう昨年末から政府の組織的な裏金問題等が明るみになってきたり、今日本という国が大きく揺さぶられているような感覚を受けます。今年は一体どうなるのでしょうか。
世の中で起きていることから目が離せないという状況は、おそらく昨年よりもさらに強くなっていく気がします。その中で、今はマスコミを中心に（もちろん世界規模でも）真実を報道しない風潮や、フェイクや偏向報道がとても多い時代になってきたと感じるので、一人ひとりがこれまで以上に正しい情報にアクセスしようとする努力が大事だと思います。そして何でも深く深く追求していくことが大事ですね。情報の浅いところで満足していたら大変なことになってしまう場合もあります。
なんだか普通ではない書き出しになってしまいましたが、そんな中で音楽や芸術・芸能分野に携わっている人たちはどうすれば良いか。原点に戻って、少しでも多くの人に幸せになってもらうにはどうしたら良いかを考えなければいけないとも思います。世の中を良くしていくというのはそう簡単ではないですが、少なくとも自分が素晴らしいと思うものを広めたり、多くの人たちとの交流することやさまざまな人たちへの理解、行動力などが本当に大事になると思います。
年初には今年の抱負などを書こうとも思っていましたが、とにかく私はまずはブログを再開し、これまで以上に頻繁に書いていこうと思っています。
カプースチンに関しては、以前よりも演奏したり語ったりする人が最近急激に増えてきたように感じます。楽譜も売れているようですし、イベントや演奏の機会も多くなっています。多様な動画も上がっています。私も毎年の「カプースチン祭り」イベントを始め、最近ブログで始めた「カプースチンからの手紙」シリーズもずっと続けていきたいと思っています。これも100回も続ければ、誰にもカプースチンの性格や人間性がよく見えてくることでしょう。音楽と人間というものは密接にリンクしているので、どちらも深まっていきます。
音楽学生たちには、大作曲家と言われる人の人生や考え方をぜひ伝記などを何冊も読んで知ってほしいですし、大事なことを考えるための指針にしてほしいと思っています。私のブログでは新しい作曲家に関わることも多いですが、カプースチンに関しては、自分自身が音楽のみならず人生の勉強になったと感じたことも多かったです。こちらも末永く読んでいただければありがたいです。
今年も一年どうぞよろしくお願いいたします！
アイゼナハのバッハ生家の前のJ.S.バッハ像