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2月に入ったのにまだ忙しく…


大学の仕事は今日の定期実技試験の審査が終わってようやく一段落です。
ブログもまたほぼ毎日更新していきたいと思っていますが、またすぐ来週からピアノデュオ試験や付属高校入試、大学一般入試、研究生、博士課程入試、転専攻オーディションの審査があったり、外ではバッハコンクール全国大会の審査なども入っているので、いつまでも暇にはならない気がします。試験は複数日にまたがり、朝から晩まで続くものもあります。

学生から見ると、大学で先生方はレッスンだけしているように見えるかもしれませんが、実際には1月は試験ラッシュなのです。学生たちにとってみれば、実技試験が近いのにどうして先生方は忙しそうにしてレッスンをたくさんしてくれないのか…と訝る人もいるかもしれませんが、実際に忙しいのです。あえてこの1月のスケジュールを列挙してみますと、まず修士ピアノ科と伴奏科の実技試験の審査、科目等履修生実技試験、付属高校推薦入試、大学院奨学金オーディション、高校1~3年定期実技試験、そして大学1~3年の定期実技試験と卒業実技試験がありました。それぞれが複数日設定されています。そしてその合間を縫うようにして、例年の発表会が入ってきたりします。さらにその合間を縫って学生たちのレッスンを入れているわけです。でも今回は少々無理がありました。

上に書いたのは私が引き受けた試験の審査だけですので、ひょっとしたらもっと忙しかった先生もいるかもしれません。さすがに今回私の体は悲鳴を上げてしまい、この1月はダウンしてしまいました。マスクが嫌いな私がマスクをしているだけで、皆さんニコニコして私を見つめるのです。皆さんこういう時はいたって元気なのです。

今回はまず珍しく風邪を引き、そこから咳の発作が止まらなくなる状態が数週間続きました。そのうち、体が弱っていたのか、なぜか左足のアキレス腱のところが腫れてきて痛くて歩けなくなってしまった日が2日間ほどありました。その処置と治療のために病院でもらった抗生物質が、ひょっとしたら風邪の症状にも効いてきたのか(?)、喉の痛みと咳がようやく和らいできたような気はします。少なくとも、試験の最中に咳の発作で苦しむことはなくなりました。あれは本当に苦しい。実際に、試験中に咳き込んで席を外して10秒くらい演奏が聴けなかった時があったのですが、公正を期すために私がその日付けた点数はすべてボツとなりました。悲しかった…。

さて、この3日間は私は大学のピアノ演奏家コースの1年生の試験(1学年52人×20分!)を審査しましたが、なんと今回誰一人として欠席者はいませんでした。素晴らしい。弾いた人も聴いた人も皆さんお疲れ様でした。(まだ頭の中でベートーヴェンが鳴り響いている…。その理由は学内者だけがわかるでしょう。)

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