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カプースチン、コンサートの余韻etc.

先日のカプースチンのピアノ協奏曲第5番を弾いたコンサートの余韻がまだ残っています。つくづく素晴らしい曲に出会ったものだと感慨を新たにしているところです。自分はこの曲に出会うために長い間ピアノを弾いてきたのではないだろうか(笑)、と思えるほどです。これほどの傑作を本当に素晴らしいオーケストラと共演できて幸せでした。今回は自分自身もCDのリリースが少しでも早いと良いな、と待ち遠しく思っています。

先日大阪に滞在中に、ちょうどその数日前に大阪のフェスティバルホールでアシュケナージとコンチェルトの本番を終えたばかりのはずの辻井伸行君と大阪で会える可能性もあったのですが、彼と熱いメールの交換はしたものの(笑)、実際にはお互い忙しかったので会いはしませんでした。
辻井君も今回のツアー中にいくつかの公演でアンコールにカプースチンのエチュードを弾いたという噂も聴きました。それもけっこうお客さんが熱狂的に沸いたということなので、とても嬉しく思っています。今月11月は私にとってもカプースチンにとっても(特に日本において)重要な盛り上がりを見せたのではないかと思います。また昨日はマエストロ・カプースチンの81歳の誕生日でもあり、SNSなどでは世界中からお祝いの言葉が寄せられていました。

さらに、3日前の11月20日にテレビ朝日『羽鳥慎一モーニングショー』に「17歳の異才ピアニストとして紹介された紀平凱成(きひら かいる)君のことを挙げない訳にはいきません。このブログでも、私のカプースチンの著書出版記念イベントで彼が素晴らしい演奏を披露してくれたことを書きましたが、すでにその才能が少しずつ世間に知られ始めてきたところです。彼は自分で作曲もしますが、もうカプースチンが大好きで、カプースチンのソロ曲はすでに何曲もレパートリーを持っています。先日のテレビ番組でも数曲演奏しているシーンがオンエアされていましたが、意外なところからカプースチン伝道師が現れて、私自身もビックリしているところではあります。今後もずっと応援していきたいと思っています。

紀平君は本日、東京国際フォーラムにて『世界まるごとクラシック』にゲスト出演します。
情報は以下のサイトです↓
http://www.sekai-marugoto.com/

東京国際フォーラムAホールにて11:30~と15:30~の2回の公演に出演するようです。
どんな演奏を繰り広げてくれるか私も楽しみにしています。

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