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パリからレポート(2)

一昨日の土曜日は、規模は縮小されたものの、やはりデモ自体は行われたようでした。パリ市内の地下鉄の駅はその日だけは広範囲で閉鎖されていました。

夕方になって外を歩いていたら、何があったのか知りませんが、目の前の道路を大きな音を出して白バイとパトカーが16台も(あまりにうるさいので数えました!笑)通って行くのをやり過ごすと、さらに違う道から5台の覆面パトカーが音を立てて通り過ぎて行ったりしました。また、デモを行っていた黄色いベストを着た人たちが、夕方になって雨も降ってきたのにまだ集団で歩いていましたし、とにかくこの日は夜まで騒がしかったです。

一夜明けて昨日の日曜日は、何事もなかったようにまた平和なパリが戻り、私たちは前日に到着した辻井伸行君一行にも合流できました。

昨日は、セルヌスキ美術館というところで辻井君の海外向けドキュメンタリーDVD「Touching the Sound」(70分)が上映されるというイベントがありました。終了後には、辻井君本人と聴衆との交流の機会ということで、いくつかの質問を受けて辻井君が答えるという形で進められました。こういうイベントは滅多にないかもしれません。とにかく、昨日初めてそのドキュメンタリー映像を観た人たちの感想は驚きと感動に満ちたものでした。辻井君のことをあまり知らなかった人たちもいらっしゃったようですが、皆さん強く心を動かされたようで、明日のリサイタルへの期待もますます高まってきました。

それにしても、このピーター・ローゼン氏が製作したドキュメンタリーは本当に素晴らしい作品だと思います。すべて英語で収録されたものですが、まだ日本では確かテレビ番組として日本語字幕版が一度放送されただけだったと思います。海外用には、DVDに英語・独語・仏語の字幕が入っていますが、このドキュメンタリーは辻井ファンはもちろん、まだ彼のことを知らない世界の人たちにぜひ観ていただきたい作品です。


セルヌスキ美術館(東洋やアジアのコレクションが多い美術館でもあるようです)

終演後は、美術館で少しくつろいだ後、辻井君は明日のリサイタルの準備に向かい、その後、夜にはスタッフ一行も含めて皆でチーズの料理が美味しい人気のお店で楽しい食事をしました。


フォンデュやラクレットを堪能しました!
これはラクレットです。
(私はたまたま昼食もチーズを大量に含むイタリア料理を食べたので、この日は一日チーズ漬けでした。まあここはフランスだから良しとしましょう。笑)


最後はチョコレートフォンデュで仕上げ(笑)
さて、写真の中のこの手は誰の手でしょうか??

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