昨日からパリへ来ています。
シャルル・ド・ゴール空港のターミナル1に着くと、昔からあるこの景色を見て「パリに来たな~」と感じます。
現在は冬時間に戻っているので日本との時差は8時間。冬は日がさらに短くなるので、昨日は午後4時台にタクシーの中から美しいサンセットが観れました。
実は、フランスでは11月後半から燃料税増税への反発から始まったマクロン政権に対する不満が爆発して、大規模なデモが土曜日を中心に毎週4回も続いていたのでとても心配でした。パリでもデモは一部暴徒化して、先週の土曜などもシャンゼリゼ通りあたりを中心にして各地でかなり激しい状況も見られましたが、今回はマクロン大統領も国民に対して譲歩し、政府も急速に対応したのでさすがにこの状況は長くは続かないとは思っています。ただ、今日土曜日もまだデモ自体はあると聞いていて、パリ滞在中はずっと気が抜けません。
ところで、パリ行きの国際線の機内誌に辻井伸行君が大きく出ていました。
彼は、今や国際的に活躍している日本人ピアニストの中で、おそらく現在最も注目を浴びる存在になっていると思います。世界中どの国の公演でも毎回喝采を浴びることができるというのは、簡単なことのようでとても大変なことだと思います。国によってはお客さんの反応が全然違いますし、彼はプログラムやアンコール曲にも毎回気を配っているようです。パリでの17日(月)のリサイタルも期待が高まっているところかと思います。
辻井君とは明日合流する予定です。ここ最近は海外にも彼の公演を聴きに行くことが多くなりましたが、パリで彼と一緒に行動するのは、考えてみると15年以上前に佐渡裕さんと彼が中学生の時に初めて共演した時以来かもしれません。
パリ滞在中にいくつかこちらの状況をレポートしたいと思っています。

