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本格的な夏がやってきました


関東圏ではいきなり35度を超える季節がやってきました。
この時期にちょうどイタリアの音楽祭へ発った私の生徒たちもおりますが、あちらのほうが東京よりも涼しいかもしれません。私は今回一緒に行けなくて本当に残念なことになりましたが、みんな無事に現地ペルージャに到着して音楽祭は今日からスタートするようです。

今回は私の尊敬するイラーナ・ヴェレッド先生やヴォスクレセンスキー先生ほか、この音楽祭常連のジェローム・ローウェンタール先生ほかアメリカから来られる著名な教授陣たちのレッスンを受けて良い勉強をしてきてほしいと思っています。

参加するピアノの学生たちにとってはオーケストラとリハーサル付きでコンチェルト(協奏曲)の本番ができるというのも大きな経験の一つになると思います。コンチェルトが弾ける機会を増やすことはピアノ教育の面から見ても大事なことで、日本でも一部にそのような動きは見られはしますが、やはり実際にコンチェルトの本番を経験できる機会はそれほど多くはありません。例えば大きめのコンクールや国際コンクールなどを受けてファイナルに残るなど、特別な機会にしか経験できないことではあるでしょう。

カプースチン繋がりで友だちになったドイツのピアニスト、フランク・デュプレと最近またやり取りする機会がよくあるのですが、彼はカプースチンの6曲の協奏曲を含むオーケストラとピアノソロが入る楽曲をすべて録音してしまうという力技を自分で実現しました。皆がそんなピアニストになれたらさぞ楽しいでしょうが、普通はそう簡単にはいかないと思います。でもコンチェルトを弾きたい!と強く思っているといろんな形で現実になるかもしれません。普段から練習して勉強に組み入れてレパートリーを増やしておくと良いと思います。

さてカプースチンにまつわる企画としては、また今年から2~3年くらいはいろんなイベントが入ってきそうですし、さまざまな企画も実現していこうという流れになってきました。デュプレなどもまだまだカプースチンはいろんな形で弾いていきたいと言っているので、彼のようなアーティストを日本に呼ぶ可能性なども含めて近いうちにいろいろ実現していくと良いと思っています。

さてイタリア組の皆さんは今日からパンとパスタを食べて元気に頑張ってください!

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