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日本語のオノマトペの学び方


最近は外国人でも日本語が堪能な人が多くなってきたように感じます。
ところで日本語には「オノマトペ」というものがあり、これは擬音語とか擬態語と呼ばれるものですが、「サクサク」とか「きらきら」とか、こういう言葉を私たちは当たり前に混ぜて通常の会話をしています。擬音語も擬態語もものすごく数があって、それぞれが特有の意味を持っているものですが、日本語ではそのような表現を使うことでかなり微妙なニュアンスを正しく共有することができます。

一つ気がついたことですが、日本語がかなり堪能な外国人でもこの日本語のオノマトペを自由自在に使って会話をしている人はかなり少ないように思うのです。やはり難しいのでしょうか。ひょっとしたらこれは他の外国語にはあまり存在しないからかもしれません。例えば英語などでも、雨が「しとしと」降るか、あるいは「ザーザー」降るか、「ドシャドシャ」降るか(そういうオノマトペがあるかどうか知りませんが(笑))、そのような表現の違いは「動詞」自体を変えることで表現することが多いと思います。このようなオノマトペは日本語や韓国語など限られた言語にしかあまり存在しないようです。

ということで、外国人が日本語に特徴的なこのオノマトペを効率よく学べそうな本を見つけたので買ってしまいました。私は外国語を勉強するのも好きですが、最近は外国人に日本語を教えるということにも興味があったりします。とても可愛いイラストを使った本で、楽しくかつ的確に英語で説明されているので気に入ってしまいました。最近出版されたばかりの新しい本です。

近場の有名大型書店の洋書コーナーでたまたま手にとって見つけました。

表紙を見てもわかりますが、それぞれのオノマトペを使ったキャラクターを造ってイラストで描き、一つ一つにそのイラストの説明とオノマトペの説明、そしてその言葉を使った4コマ漫画も入れるなどかなり凝っています。そのすべてを英語で理解できます。

とにかくイラストが可愛くて面白くて、私はあらためて日本語に特有のこれらの表現が好きになってしまいました。そして、自分自身も普段の会話で日常的にオノマトペを多用していることを再認識しました。(ちなみに妻はかなりクリエイティブなオノマトペを作る達人です。笑)

著者は英語で日本語を教えるYoutuberもされているようですね。ぜひこの本を紹介したいと思いました。

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