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「カプースチン祭り2025」の余韻


先週の日曜日に行われた「カプースチン祭り2025」の反響はとても良かったようです。
場所も横浜という良い場所でしたし、同日にヤマハみなとみらい店でカプースチンフェアを展開してくださったことなどももっと宣伝すれば良かったと思います。当日の空き時間にお店に立ち寄ってくださった方や、楽譜を求めてくださった方も幾人かはいらっしゃったようです。

大きな本番の企画運営、コンテンツ作りやアーティスト対応、出演・演奏まで全部こなすためにはそれ相応の時間を割かなければならず、終わった後のこの1週間くらいはまだ余波があってけっこう忙しかったです。考えてみればカプースチンの通常はほぼ演奏されない「難曲」を5曲以上を含むレパートリーを弾きましたが、それを面白く、かつ素晴らしい演奏で聴かせなければいけないというプレッシャーもありました。さすがに全力を使ったかなとは思います。

ただ先週その本番が終わったばかりですが、日曜日であってもまだまだ何かといろんなイベントがあり、今日はちょうどこれから大学で行われるオープンキャンパスの説明会やレッスンで出勤。来週の日曜日は地方へレッスンへ、その後も休日に大学関連の諸々の入試の業務などがけっこう続いたりします。そのため平日でもコンサートが直近にあるかないかに関わらず空き時間はすべて練習の時間になるので、いわゆる余暇の時間というものはほぼないに等しいわけです。まあ演奏家をやっている人は皆さん同じだと思いますが。

先日のプログラムは今思えばなかなかボリュームのある充実した内容で、カプースチンを聴いたことのない人も含めてもっともっとたくさんの人に聴いてほしかったです。あれだけ奏者たちの熱の入った演奏と躍動感や臨場感といったようなものはなかなか聴けなかったかもしれず、今思えばぜひ聴いてほしかったと思えるような他の多くの人たちに全然声をかけられていなかったという後悔が押し寄せてきました。やはり一回一回が奇跡のステージなのだと最近ひしひしと感じます。
またこういうイベントはぜひ企画したいとは思うものの、まったく同じものは二度とないことでしょう。録音や録画も公開用には録っていませんから、ちょっと勿体なかったかなという気持ちも生じました。ただ、宣伝や企画の方法についてはこれからももっと真面目に考えていかなければいけないと思いました。

♪先日のトリオのトークシーンから(Akane Otsuka(Fl.)、Rintaro Kaneko(Cello))
トークも楽しかったです!

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