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セルゲイ・シェプキン

このピアニストはご存知でしょうか。
すみだトリフォニーホールが主催している《ゴルトベルク変奏曲》シリーズに今回招聘されたロシア系アメリカ人ピアニストです。演奏会は3月2日。彼はこのシリーズの第2弾だそうです。(ちなみに第1回目のピアニストは、昨年のマルティン・シュタットフェルト。) 朝日新聞の今日の夕刊にもちょうどインタビュー記事が載っていました。また、イープラス・ムービーのサイトでもシェプキン氏のコメントと演奏付きの動画を見ることができますね。

実はこのピア二ストの取材を私も依頼され、会ってまいりました。《ゴルトベルク》に限らず、バッハから「パルティータ」「平均律」ほか多数を録音していて絶賛されているのに、まだ日本では全然知られていないということで興味が沸きました。《ゴルトベルク》(1995年録音)は聴きましたが、高い音楽的センスと技術を持っていることは間違いないですね。ライナーノートでは、グールドの録音に比していろいろな質問を投げかけるJ.クエンティン・パーカー氏に対しても毅然とした言葉を語っています。録音から10年も経てばおそらく演奏もさらに進化していることでしょうから(「ショパン」3月号のインタヴューでも少しほのめかしがあります)、今回の演奏会もきっと興味深いことでしょう。

お話をさせていただきましたが、なかなか誠実な方でした。今日は朝から取材で私が4本目ということでしたから、今後いろんな媒体にまだ登場するのでしょう。本番二日前という状況でしたが、バッハの諸作品について少々細かいところまで話に花を咲かせることができました。かなりいろいろ弾いてくれましたよ。インタビューはスムーズに運び、とても楽しかったです。いつか彼にバッハの公開講座をやってほしいな、と思いました。

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