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仙台にいました

昨日までの3日間、仙台へ行って第3回仙台国際音楽コンクールを聴いてきました。

今回は報道陣に混じってピアノ部門のファイナルを全部聴いたのですが、なかなか良い経験になりました。

写真は本選会場、1Fロビーの模様。

ファイナルでは、それまで勝ち抜いてきた6人が弾きましたが、内訳はロシア3人、あとはアジア勢が3人(日本、台湾、中国)。第1位に輝いたのは日本人(仙台出身)の津田裕也さんです。

私はネット上のストリーミング配信で予選・セミファイナルの演奏を聴いていたので、気持ちも高まってきてファイナルを楽しみにしていました。そして現地で6人の演奏を聴き、1位から6位までの順位を予想しました。ズバリ、かなり外れました。あるライターの人が「こればかりは競馬の馬券と同じで当たらないんだよね」と言っていましたが、どのコンクールでも、結果を聞いた時にそういう印象を受ける人はおそらく多いでしょう。聴衆にも、そして聴くことがプロの人たちにも当てられない。いやおそらく、審査員に聞いてみても、一人一人にとってはまったくすべてが予想通りではないものだと思います。特にこのコンクールは、厳正な審査ということを謳っていますから、厳格に点数を集計して割り出しているのだろうと思われますが、審査員一人一人のそれぞれのコンテスタントへの思い(おそらく過去の入賞歴やそれまでの印象なども含めて)が集積した点数には、いろいろと深い意味があるのだろうなと思います。

だから聴衆は、出た順位に対しては、審査員が全員一致で出した結果のような錯覚を受けるものですが、実際には審査の仕方が厳正であればあるほど、一人一人の審査員にとっては、同様に部分的には納得のいかない結果になっている場合もあると思います。

ところで、ファイナリストたちの演奏はみな素晴らしかったですが、私は3位になったオクサナ・シェフチェンコさんが特に印象深かったので気に止めていて、ぜひ会って話がしたいなと思っていました。そしたらガラ・コンサート当日の朝、宿泊していたホテルのエレベーター内で偶然二人きりになるという幸運を得ました。なんと努力せずに独占インタビューが実現。私もけっこう強い引きをもっていますよね[:にかっ:]

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