Site Overlay

カプースチンにCD届いた!/映画『蜜蜂と遠雷』感想

今朝カプースチンの奥様からメールを頂いて、EMSでロシアに送っていた私の新しいCDが一昨日カプースチン本人の手元にも無事に届いたことを知って安心しました。カプースチンはすぐに3回も聴いてくださったとか。念願の世界初の『ピアノ協奏曲第5番』の音源を作曲者本人にも聴いてもらえて感無量です。


それにしても、「国際スピード郵便」と呼ばれている一番安心できて着くのも早いと思われていたEMSで、東京からモスクワに届くのに今回は19日間もかかりました。半月以上ですね。実は発送する前に郵便局から「遅延があります」とは聞いていたのですが、ちょっと時間がかかりすぎで残念でした。

それでも無事に届いたようで本当に良かった!(ずっと気がかりでした。)


話は変わって、最近公開された映画『蜜蜂と遠雷』ですが、これは職業上どうしても観ておきたかったので(笑)、というか、やはりピアノのコンクールの物語であることと、映画の中での演奏にはとても身近な若手ピアニストたちが関わっているということで、やはり観ておこうと思いました。で、結論から言って、観て良かった!と思いました。


やはり、音楽が重要な役割を果たすこのような物語では、映画の中で実際の演奏が聴けると説得力が増します。しかも、俳優さんたちも演奏している4人のピアニストたちもクオリティが高く、リアリティがあってとても良かったです。


実は原作を読んだ時には、ピアノのコンクールが舞台ですから自分のとても良く知っている世界であまり新鮮さはなかったし、ストーリー自体にもそれほど引きつけられたわけではなかったのですが、映画ではプラスアルファの面白さがさまざまに出ていたと感じました。(実はそれを期待して観に行ったわけでもありますが。)


この映画でクラシック音楽にさらに興味を持ってくれる人が一人でも多く生まれることを願っています。


ネタをあまりばらしてはいけませんが、私にとっては面白いと思える場面が意外に多くあったので嬉しかったです。ある意味で驚いたのは、プロコフィエフのピアノ協奏曲などが映画でこのように普通に使われる時代になったということ、この映画ではもちろんピアニストに焦点が当たっているわけですが、クラシック音楽のレパートリーから見ても音楽の使い方が斬新(=最先端)であると感じられたのが良かったです。いろいろなシーンでそれを感じました。


さあ、映画で今後カプースチンの音楽が当たり前に使われるような時代ははたして来るのでしょうか??

上にスクロール
Translate »