先日のニュースでは、5000人を超えるイベントもそろそろ集客50%で解禁になるという話がありましたが、今朝のYahoo Newsでは「政府は、5000人以下のクラシックコンサートや演劇などは満席での開催を認める」方向で動いているという情報が入ってきました。これは朗報ですね。もう9月19日にはこれまでのイベントの制限が緩和されるということです。
事実上、これでようやくすべての全国の音楽専用ホールで通常の公演が可能になります。今後は企画も具体的に進めていくことができそうですね。
これまでも、クラシックの演奏会において、一席空けて座ろうが満席で座ろうが、こと飛沫感染の可能性に関しては何も変わらないのではないか?と思っていた人はきっと多かったと思いますが、これまでいろんな実験を重ねてきたことや、音楽関係者の努力も実って、科学的な裏付けに基づいて政府もこのような判断に至ったということでしょう。本当に良かったと思います。
さて、トップページにも告知を張っておきましたが、今月9月23日に新しいカプースチンのピアノ曲のCDがリリースされます。

収録曲:
ピアノソナタ第8番 作品77
組曲 作品92
アンダンテ 作品58
5つの異なる音程によるエチュード 作品68
ピアノソナタ第9番 作品78
このCDの情報→オクタヴィアレコードのサイトへ
収録曲は昨年に録音したものです。
今回はピアノ曲のラインナップです。またほとんど知られていない作品も入っているかもしれません。例えば、『組曲』作品92は音源はほぼないに等しいかと思います。また、ピアノソナタ第8番を含め、今回の録音で新たな魅力を引き出せたものもあると信じていますし、すでに録音が1つ以上は存在する作品68のエチュード集やソナタ第9番などにも新しい光を当てられたのではないかと思います。
それにしてもこれらの曲はやってみて本当に難しかったです。こんなものを簡単に(簡単ではなかったかもしれませんが)書けたカプースチンという人の頭の中は一体どうなっているのだろう??とも思いますが、でも一回一回の録音を重ねるたびに、その謎めいた頭の中の秘密が解き明かされていくような快感も覚えます。
皆さんのお手元に届くまでにはまだいくらか時間がかかると思いますが、また時期が来たら多くの人から感想などを寄せていただければ嬉しいです。