いよいよ来週3/12に迫った「煌めきのプレミアムナイト」と銘打ったコンサートは、その名にふさわしい一夜になりそうです。
なんたってこのスペシャルなメンバー!

(今回のビッグバンドのメンバー全員の名前をご紹介したいのですが、今日は省略させていただきます。有名人は顔で判断してください(笑))
それに曲が本当にスゴイです。
今回の演奏会のために委嘱されて出来上がったばかりの片岡寛晶さん作曲の「マリンバ協奏曲」もこれまた当然初演となりますが、この曲は今回のカプースチンのピアノ協奏曲第6番のビッグバンドオーケストラのメンバーに合わせた編成で作曲されたものです。ドラムセットを使用するマリンバ協奏曲なんてどのくらい存在するのでしょうか。とにかく素晴らしい! 明らかにカプースチンとのカップリングを意識して作曲された、というよりカプースチンの音楽の影響を当然受けているのでしょう。
それにしても岩見玲奈さんのマリンバもさすがというか、もうこれ本当に皆に聴いてほしいです!
カプースチンの6番の協奏曲も、こんな新しい音楽がもう今から20年も前に作曲されていたなんて!と驚きです。本当にこの作曲家の凄さを思い知らされます。いやもう本当に皆に聴いてほしい。音楽に新しい魅力が満ち溢れています。ピアノ音楽(協奏曲)にまだこんなにも可能性が残されていたのか、と感激してしまいます。3楽章のある部分は、すでに病みつきになっています。(笑)
そして今回の演奏会のプログラムには、打楽器と2台のピアノで演奏されるルトスワフスキのパガニーニ変奏曲とカプースチンの作品104も入っているのだから、盛りだくさんと言っても過言ではないでしょう。
それにしても、6番のコンチェルトは作曲家自筆のスコアからすべての音をパート譜に起こす作業も大変だったと思いますが、その楽譜だけを共有したメンバーが初めて一堂に会し、指揮者がタクトを下ろすだけでこんな新曲(難曲)の演奏が可能だなんて、自分もその一員でありながらあらためて感動します。楽譜の偉大さというか、音楽家の偉大さというか、あらためて音楽をやっていて本当に良かったと思える瞬間を体験しました。
もう書きたいことが山ほどありますが、この辺でやめておきます。
一人で盛り上がっていますが、まだリハーサルをやっただけです。本当の感動は本番の日までとっておきたいと思います。

右から作曲家の片岡さん、指揮者の曽我さん、マリンバの岩見さん、そして私です