2011年に出版されてまだ2年しか経っていない『辻井伸行 奇跡の音色』(神原一光著・アスコム刊)が、このたび文庫化されました!
この本は、おもに私と辻井伸行君の二人にスポットが当たり、その12年間の歩みが一体どのようなものだったのか、指導者であった私自身の生い立ちも混じえて詳細に取材されたもので、NHKの番組「心の遺伝子」が放映されたことがきっかけとなって生まれた本です。
そして今日さっそくこの新刊本を手にとって開いてみましたが、新たな文庫版あとがきが26ページも書き足されていて、著者であるNHKディレクターの神原一光さんの意気込みが感じられました。神原さんは、現在も世界を飛び回って辻井伸行の取材を続けられている方です。ピアニストという職業に愛情を持って接してくださっているのを感じます。この本がまた新しい多くの人たちに読まれることは私もとても嬉しく思います。
もう1冊ご紹介したい本は、2月末に出版された新刊本で『私がピアノを教えるべき11の理由』(ヤマハミュージックメーディア刊)です。
この本はピアノ指導者など11人へのインタビュー集で、ライターの飯田有紗さんが著者となってまとめられたものです。ヤマハから出ていた『あなたがピアノを続けるべき11の理由』に続くシリーズ2冊目の本です。自分が取材されたものが含まれている本ですので、出版後少し日が経ってしまいましたがあわせてご紹介させていただきました。

