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10/11コンサート告知動画アップ!


先日ベヒシュタイン東京で収録していただいた動画がアップされました。
10月11日(火)に行うカプースチンの楽曲のみによるコンサートの紹介を兼ねて、当日トークで一緒に出演する予定の伊石有里さんとのプレトークです。

⇒10/11カプースチン演奏会告知動画

ベヒシュタイン東京さんのご協力で、ほぼ一発撮りの動画を告知用に編集していただきました。
収録の日、トークと演奏を終えてからピアノに向けて設置されたマイクのスイッチが入っていなかったことに気がつく(!)というハプニングがありましたが、限られた時間だったため全部の撮り直しはムリ。演奏部分だけマイクを設置し直してもう一度だけ録っていただき会場を後にしました。
ベヒシュタインさんによる動画の出来栄えはすばらしいのですが、私のトークがはたしてどうでしょうか…。10/11当日は、カプースチンについて伊石さんとまだまだ語りたいと思っております!

この演奏会では、カプースチンの『8つの演奏会用エチュード』全曲を森浩司さんの演奏で聴かせていただける予定ですが、奇しくも昨日、角野隼斗(すみのはやと=かてぃん)さんが全国ツアー2023年(1~3月)で演奏する曲目がホームページで発表されて、なんとカプースチンのこの『8つの演奏会用エチュード』がプログラムに入るようです。先日、辻井伸行日本ツアー(2022年12月~2023年3月)でもこの作品が取り上げられるという話をしたばかりでしたが、『8つのエチュード』は今また注目度が上昇中ですね!

ちなみに10月11日に演奏する森浩司さんは、もう20年以上前に、まだこの作品が楽譜として出版されていなかった頃に、私がたまたま所持していた手書きの自筆譜コピーで譜読みをしてこの曲(全曲)を初演してくれたピアニストです。

カプースチンは自分の『8つの演奏会用エチュード』がこれほど有名になったことをきっと喜んでくれているとは思いますが、生前から「みんなこの曲ばかり弾くのだけど、ラフマニノフがアメリカの聴衆からアンコールで『鐘』(Op.3-2)の演奏ばかり求められていた時の気分に似ているのだけど…」とはよく言っていました。つまり、彼にはこの曲以外にも膨大な量の傑作があるのに…とは私もよく思うところです。なので、これからもカプースチンの名曲や佳曲、まだ真価が認められていない作品たちを正しく広く紹介していくのも仕事の一つだと思っています。

10月11日(火)19:00~のベヒシュタイン東京(日比谷)でのコンサートでは、カプースチンをまだよく知らないという人にも少し詳しく解説をしつつ、作品の魅力を新たな角度からご紹介できればと思っています。多数のご来場をお待ちしています!(現時点でまだ残席があります!)

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