カプースチンからの手紙[第10回]

… (続きを読む)[2005年12月27日](前半部分)
「親愛なるマサヒロ!
ロンドンから興味深い知らせが届いたのであなたに転送しようと思う。
でもその前にまずは手紙の本文を書こう。
皆からは「こんな作品を書いたらどうか、あんな作品を書いたらどうか」といろいろ言われるが、私はいつも何と答えて良いかわからないんだ。とにかく、
ピアニスト川上昌裕の日常:ブログ、CD、メディア情報
… (続きを読む)[2005年12月27日](前半部分)
「親愛なるマサヒロ!
ロンドンから興味深い知らせが届いたのであなたに転送しようと思う。
でもその前にまずは手紙の本文を書こう。
皆からは「こんな作品を書いたらどうか、あんな作品を書いたらどうか」といろいろ言われるが、私はいつも何と答えて良いかわからないんだ。とにかく、
フランク・デュプレのことはこのブログでも何度も紹介しましたが、最近も彼はヨーロッパのあちこちのコンサートでカプースチンのピアノ協奏曲を弾いているようです。もう今や彼は世界でも著名な「カプースチン弾き」と言って良いでしょう。
特にピアノ協奏曲は『第4番』と『第5番』はもう何度も何度も弾いているようです。… (続きを読む)
… (続きを読む)[2005年6月19日]
「親愛なるマサヒロ!
もちろん『ユーモレスク』というタイトルには「ユーモア(諧謔)」という意味がありますよ。でもユーモアといえば、他のタイトルの『10のバガテル』のほうが顕著だな。この作品はそう呼ぶにはとても難しいばかりでなく、あまりにも長すぎる。
おそらく日本のアマチュアピアニ